株式会社アルカディア

クラウド型防災行政無線

接点(放送設備)起動装置
RAIDEN mini

インターネット網(LTE網)を活用した防災行政無線。
既存の放送設備を利用することでコストを大幅削減可能。
SpeeCAN RAIDENと連携することで柔軟な運用が可能。

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RAIDEN mini(ライデン・ミニ)とは

RAIDEN miniは、当社一斉同報サービスSpeeCAN RAIDENを、既存の放送設備、屋内や野外のスピーカー、防災行政無線などに配信可能にする当社開発の接点起動装置です。
これにより、すでに整備された防災・放送設備を保有する自治体様、企業団体様などがコストを抑えてSpeeCAN RAIDENをご利用になれます。

既存の放送設備を
RAIDEN mini
で生かしていく

SpeeCAN RAIDEN(スピーキャン・ライデン)は、音声合成ソフトウェアSpeeCAN(スピーキャン)を音声合成エンジンに搭載した一斉同報のインターネット・サービスです。(サービス紹介ページ) 
インターネット・ブラウザから文字を入力するだけで、電子メールの配信、合成音声による電話の自動発信、FAXの自動送信、SNSへの配信を一元的に行うことができます。
また、気象警報やJ-ALERTからの信号と連携することも可能です。 さらにメールや電話だけでなく、防災行政無線や緊急速報メールなどに自動配信する機能もご提供しています。

このSpeeCAN RAIDENとRAIDEN miniを組み合わせたクラウド型防災行政無線では、インターネット回線経由で学校や商業施設、公園などの既設放送設備と連携し子局機能の増設が容易です。また、肉声のライブ放送にも対応します。

             
           

自営網ではなく商用網を利用するため、従来の専用操作卓/親局無線設備/中継無線設備などの大規模な施設が不要になり、大幅な整備コスト・運用コスト削減を実現します。

⇒未整備団体や、不感エリアのカバーに苦慮する自治体様は1ヶ所から整備可能です。

クラウド防災無線の特徴

1)操作卓(親卓)が不要

RAIDEN miniは、SpeeCAN RAIDENの画面から操作することができるので、従来の防災行政無線のような操作卓(親卓)が不要です。庁舎外では、スマホやタブレットなどを利用することも可能です。


2)肉声放送が可能

RAIDEN miniはインターネット網を利用して放送を行いますが、音声合成による放送はもちろんのこと、肉声によるリアルタイム放送も可能です。肉声で放送する場合には、パソコン内蔵のマイクや外付けのマイク(WEB会議用でも可)を利用することができます。


3)地図表示盤が不要

RAIDEN miniの設置場所は、SpeeCAN RAIDENの操作画面に地図表示することで、一目でわかるようになっています。また、インターネットの切断や機器の故障などを地図上で確認することが可能です。


4)従来の防災無線の機能を網羅

従来の防災行政無線の個別放送、グループ放送、サイレン放送、スケジュール放送などの機能を網羅しています。さらに、地区別に異なる放送内容であっても個別に制御して同時放送することが可能です。


クラウド型防災行政無線の開発背景

開発に至った経緯

クラウド型防災行政無線を開発することになったのは、津波が想定されている自治体からのご相談がきっかけでした。防災行政無線を設置している場所は、津波や地震などによって液状化することが想定されており、液状化すると防災行政無線の支柱が倒れるなどして、おそらく使い物にはならないだろうということでした。それに対して、耐震化が進んだ学校などでは、多少液状化して傾いたとしても校舎自体は使える可能性があります。その想定で学校の放送設備を活用して、屋外への拡声放送ができないものか?というものでした。また、学校では、インターネット回線が使える状況にあるので、インターネット回線を活用して放送できる方法が良いのではないか?というものでした。能登半島地震では、崖崩れなどの影響により防災行政無線の子局や中継局などが傾いたことによって、防災行政無線が利用できなくなったことが報道されました。


クラウド技術の普及

近年、携帯電話の普及にともなって、クラウド技術が急速に進展し、インターネットに接続できれば、全国各地域で簡単に遠隔地からアクセスできるサービスを構築できるようになりました。これにより、クラウドで運営される防災行政無線の構築が可能となりました。クラウド型防災行政無線の特徴は、自衛網による防災行政無線と比較した場合には、通信インフラの構築費用や運用保守費用のコスト削減です。また、クラウド型防災行政無線は、災害時などに、役所に当庁することができない場合でもインターネットに接続できる場所であれば、どこからでも遠隔操作することが可能です。このことにより、住民に対して災害情報や避難指示などを迅速に伝達することが可能です。


放送音声の品質へのこだわり

当社は、音声合成技術の研究開発に長年携わっており、合成音声の品質もさることながら、肉声によるリアルタイムでの放送も災害時などには必要だと考えています。クラウド型防災行政無線では、インターネット網を活用して、音声データを非劣化で伝達することができるため、従来の防災行政無線に比較すると極めて高品質な音声で放送することが可能です。このことによって、放送音声の明瞭度が高く、防災情報を正確に住民に伝えることができます。


仕様

サイズ 125.0(フランジ部含む長さ155.8)×125.8×47.0mm
モバイル通信 LTE Cat.4
無線LAN IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax
有線LAN RJ45×1(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T,AUTO-MDIX対応)
接点I/F 無電圧接点出力(音声信号送出時メイク) 8ピン / 入力 4ピン
音声I/F 3.8mmユーロブロックコネクタ(バランス)
動作温度範囲 -10~+60℃

※サイズ、外見は変更される可能性があります

          

屋外子局における設置イメージ

屋外子局における設置イメージ

価格

オープン価格
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